子どもも含め「複数の当事者が生き生きと参加できる教育」と、そのような教育を通してすべての市民が生き生きと参加できる「複数性のある社会」を構想・構築・実現するにはどうしたらよいでしょうか。この課題に、理論研究とアクションリサーチの両輪で取り組んでいます。詳しくはここをクリックしてください。
2022年度は、大阪府守口市立守口さつき学園夜間学級の中学生のみなさんが国際共創プロジェクト 「壁のないあそび場-bA-」 場開きワークショップに参加しました。
2023年度は、北は福島県から南は鹿児島県まで9校の中学生・高校生のみなさんが大阪大学SSI第5回シンポジウム「私たちの創る「誰一人取り残さない」未来の社会」に参加し、社会の現状と課題、未来社会の構想・構築・実現に向けた自分たちの希望や抱負を自分たちの言葉で発信しました。
2024年度は、大学生・大学院生が中心となり、高校生向けのセミナー「SDGsのその先をアカデミックに探究しよう!」を開催しました(8月3~5日)。そこでは高校生が、探究活動とは何かを学ぶとともに、SDGsのこれまでの歩みを批判的に問い直し、これからの社会のあり様を構想するとともに、自分たちに何ができるかを考えます。大阪大学総合図書館の見学ツアーもあります。今年は、大阪府立天王寺高校と高津高校から22名の高校生を、6名の大学生・大学院生が迎えることになりました。未来社会の構想に関する高校生の声は、「いのち会議」の「いのちの声」に届けられる予定です。
同じく、ゼミの大学生も、2024年度前期の授業「教育人間学演習Ⅰ」のなかで探究活動とは何かを学び、卒論を書く基礎学習をしながら、その学びを別途、SDGsのこれまでとこれからを批判的に問い直すことに活かし、「いのち会議」に「いのちの声」を届けました。